海岸に流れ着く漂流物が素敵な作品に思えてくる:ビーチコーミング

ビーチコーミング

ビーチコーミングって??

ビーチは「砂浜」、コーミングは「くしで髪をとく」という意味で、ビーチコーミングは砂浜に流れ着いたものを、くしで髪をとくように拾い集め、収集したり、収集した漂流物でアートをしたりして楽しむことをいいます。
砂浜美術館のビーチコーミングは、海岸に流れ着いたものを、単なるゴミととらえてしまう感性よりも、素敵な砂浜美術館の作品、たった一つの自分の宝物と思えるような感性を大事にしようとスタートした体験プログラムです。

では、今からビーチコーミングの詳しいプログラム内容をご紹介します!


①ユニークな漂流物をご紹介します

さまざまな漂流物たち

↑さまざまな漂流物たち

ユニークな漂流物をご紹介します 出張講座もしています

ヤシの実、クジラの骨、メッセージボトル、外国製のライター、レジンペレット、木製のお札・・・、
流れ着いた漂流物を一つひとつ注意深く見てみると、とてもおもしろい発見があります。そこにはロマンを感じさせるものから、環境問題を考えさせるもの、あるいは民俗学的・歴史的なものなど様々なメッセージが隠れています。まさに現在の地球社会を写し出す鏡のようです。

ここでは、砂浜美術館が所蔵しているさまざまな漂流物をご紹介し、参加者のみなさんに実際に触れてもらいながら楽しんでいただきます。

②砂浜美術館(入野の浜)で漂流物を集めよう

砂浜美術館(入野の浜)でお宝の漂流物を探そう

↑砂浜美術館(入野の浜)でお宝の漂流物を探そう

所蔵の漂流物を楽しんだ後は、実際に砂浜へ移動して、一緒に漂流物を探していただきます。天気によって漂流物の多い少ないがありますが、それも自然ならではの美術館です。

ひとたび嵐がやってくると、海岸にはとてもたくさんのものが漂着します。写真にあるような大きな冷蔵庫やイノシシまでが流れ着くこともあります。

漂流物を拾った後は、その漂流物でオブジェなどのクラフト作りをするので、作りたいものをイメージしながら拾ってみてくださいね(漂流物が少ない場合でも、貝がら等をご用意していますので、ご安心ください)。

どこから流れ着いたのかを想像してみると楽しい 酷い雨の後はこんなものまで流れ着きます

③漂流物を使ってクラフトを楽しもう

いくつかデザイン型もありますので、お気軽にご参加いただけます

↑いくつかデザイン型もありますので、お気軽にご参加いただけます

子どもたちは夢中です♪ もちろん大人も楽しめます!

そして最後は、砂浜美術館で拾ったお気に入りの漂流物をを使って、クラフト作りです。オリジナルのオブジェをつくるもよし、フォトフレームやウミガメ・クジラのオブジェなどのデザイン型を活用してもよし。どなたでもお気軽にクラフトを作っていただけるように準備しています。

子どもから大人まで、みんなで一緒に楽しんでいただける砂浜美術館の体験プログラム「ビーチコーミング」。ご予約・お問い合わせの方は、こちらからどうぞ。(※出張講座の場合は、別途交通費をいただいております)

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ビーチコーミング
価格:お一人さま2,000円(10名さま~)
所要時間:約2時間(事前に要予約)
※雨天でも対応可。材料・道具はこちらで用意しております。
ご予約はこちらからどうぞ!


オプションプログラム

流木や貝殻など自然のものに混じって環境問題を考えさせられる漂流物も多くあります。通常のビーチコーミングプログラムにくわえて、マイクロプラスチックや海の環境問題についても学べるプログラムをご用意しております。

●砂浜でビーチコーミングする際に、流れ着いたマイクロプラスチックについて調査します。建物内に戻ってから分類し、海の環境問題や私たちの生活とのつながりについて考えます。またビーチクリーンにもご協力いただきます。

●貝殻など自然のものだけでなく、流れ着いた人工物も使って作品作りをします。

オプションプログラム

↑ふるいを使って砂の中の人工物をしらべる       ↑ビーチクリーン

オプションプログラム

↑集めたものを分類してみる              ↑人工物もつかって作品作り

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ビーチコーミング&ビーチクリーン
価格:お一人さま3,000円(10名さま~)
※体験料金の一部は、海ごみ問題の解決や普及啓発の活動を行っている一般社団法人JEANの活動に寄付します。
所要時間:約3時間(事前に要予約)
ご予約はこちらからどうぞ!


楽しい漂流物の本

ながい旅でした。

ながい旅でした。

1994年4月18日に発行された漂流物についての冊子です。当時の砂浜美術館学芸員(自称)の想いとセンスがきいた解説は、20年近くが過ぎた今日でも色あせることなく、人の心に響いてきます。

ご興味のある方はコチラへ